Webマップタイル地図を表示する

地図ロイドのバージョン12.12からは,インターネットで公開されているWebマップタイル地図を表示できるようになりました.

世の中にどういうタイルマップがあるかについてはここでは述べません. カシミール3Dのタイルマッププラグインなどで扱われているものが相当します. 例えば国土地理院が公開しているものですと, 地理院タイル一覧 があります.

ここでは,その情報を知っているという前提で,使い方を説明します.

マップタイルの設定

MENU-地図管理で,「Webマップタイルを編集」リンクで編集画面を起動して,


使いたいマップの情報を,テキスト入力欄に入力して登録してください.

画面に書いてますように,1つのマップの情報を1行にまとめて入力してください.
例:
1,地理院白地図,国土地理院,8 9 10 11,http://cyberjapandata.gsi.go.jp/std/blank/{z}/{x}/{y}.png,NW

入力内容をそのままテキストファイルとして用意して,それをスマホ内のフォルダに置いておけば, それをこの画面から読み込むことも出来ます.
登録すれば,表示できます.もし表示できないときは,特にURLが間違っていないか確認してください.

※ズームレベルは,使用するズームレベルを全て記載してください. 最小と最大を書くわけではありません.

レイヤー設定ボタン

Webマップタイルを表示している状態で,右下のレイヤー設定ボタンを押すと, 先ほどの設定画面を呼び出せます.


この右下のボタンが押しにくい場合は,MENU-Webマップタイル からでも呼び出せます.

上乗せ,下図の設定

色別標高図を重ねる場合は,濃度を指定できます.

下図に地理院標準地図を使う場合は,マップタイルの濃度を指定できます.

キャッシュの扱い

また,下に「保存先」としてキャッシュ保存先フォルダが出ていますので, キャッシュを削除したい場合はこのフォルダを自分で削除してください.
※地理院地図,色別標高図のキャッシュは,ここではなく既存の地形図モードのキャッシュを兼用します.

このようにキャッシュ削除機能は無いのですが,キャッシュの自動更新は設定できます.
MENU-地図管理 の設定タブです.

ローカルタイルマップ

バージョン13.1からは,端末内(またはSDカード)に保存してあるタイルマップデータを使えるようになりました.
※ヒント
バージョン17.9からは,mbtilesファイルを取り込めるようになりました. 説明→[オフラインmbtilesの利用(QGISとの連携)]
mbtilesですとコピーするのは1ファイルで済み,またSAFにも対応しているため,このローカルタイルマップより使い勝手が良いかもしれません.

Webマップタイル編集画面

で,URLとしてhttp://~ の代わりに file://~ を指定してください.

例えばタイルマップファイルのパスが /storage/2A16-0000/wmt/area1/{z}/{x}/{y}.png の場合は,
file:///storage/2A16-0000/wmt/area1/{z}/{x}/{y}.png
というURLになります.
※v13.1のローカルタイルマップ機能では,新しいストレージアクセス方式(SAF)に対応していませんので, 機種によっては(BNT-71Wなど)読み込めないと思います. もし対応の要望がある場合は,掲示板かメールでお知らせください.

ズームレベルには,実際にzに対応するファイルが存在する値だけを設定してください. 例えば上の例で,
/wmt/area1/8/~
/wmt/area1/12/~
/wmt/area1/15/~
という3つのフォルダがある場合は,ズームレベルには「8 12 15」を指定してください. それ以外を指定しても無効です.