データの自動バックアップ(山旅ロガー)

山旅ロガーのバージョン4.26では,データの自動バックアップ機能を搭載しました.

普段使う分には特に気にされる必要はないのですが,間違えてデータを消してしまったような場合に, この自動バックアップから復元できる可能性がありますので, そのことは覚えておいていただけると良いと思います.

自動バックアップの画面

山旅ロガーのメイン画面から,「メニュー」-「バックアップ機能」で確認できます.


「自動バックアップする」のチェックがオンになっていると(デフォルトでオンです), 測定の終了時またはデータの削除以外のデータ編集操作を行ったあとに,自動的にバックアップを取ります.

つまり,誤ってデータを削除した直後は,バックアップにデータがまだ残っています. (削除操作のあとにはバックアップを取らないため)
その後,他の操作(名前・説明の変更,グループ移動,編集ツールなど)を行うと,バックアップが上書きされて, 先ほど誤って削除したデータは失われます
ですので,削除して「しまった!」と思ったときには,速やかに自動バックアップからの復元を行ってください.

画面の一番下に,バックアップの情報が出ています.
この場合ですと,2014/8/22 6:26に保存されているということがわかります.

自動バックアップからデータを復元する

自動バックアップからデータを復元するには,復元するの2個のボタンのうち,どちらかを押してください.

バックアップで入れ替えて復元する

通常はこちらを使ってください.

温存しながら復元する

何らかの理由で自動バックアップが失敗していた場合(表示されている保存日時が古い)などは,その保存日時以降に記録されたデータの損失を防ぐためにこちらを使ってください.
ただし,1件ずつ照合しながら取り込むため,処理は非常に低速です.

自動バックアップの保存先について

自動バックアップの保存先は,変更できないようになっています. これは,保存先の設定を間違えてバックアップが失敗したり,復元が失敗するというトラブルを未然に防ぐためです.

保存先のフォルダは,その機種での「プライマリSD」に作られますので, アプリを間違ってアンインストールしてもデータは削除されずに残るはずです. (プライマリSDは,最近の機種では実際のSDではなく内蔵に取られる場合が多いと思いますので, 実際にSDカードという訳ではありません)

ただSDであろうと内蔵であろうと,本体が壊れるとこのデータも壊れる可能性がありますので, この自動バックアップは,本体が壊れたときの対策にはなりません. あくまで操作ミスへの保険としての機能です.
本体が壊れたときに備えて,クラウドへのバックアップをこまめに行われることをお勧めします.
データバックアップ(クラウド方式)

あと余談ですが,詳しく見ていると,保存先のフォルダが autobackup0 の場合と,autobackup1の場合があるのに気づかれるかも知れませんが,特に気にされなくても構いません.
これは,何らかの理由で自動バックアップが処理中に失敗しても前回のバックアップを使えるように, 2つのフォルダを交互に使っているためです. (ただしデータが残っているのはあくまで1世代だけです.2世代ではありません)